英語ディベートでジャッジが使うフレーズ例【これを読むだけでOK】

ジャッジのコツ ディベート

「英語ディベートでジャッジをするけど、どうコールをすればいいのかわからない。」
「ジャッジの仕方を教えてほしい。」

このような悩みを持つ方に、ジャッジが試合を進行するときのフレーズ例をご紹介します。読むだけでOKです。

 この記事で書いていること

  1. ディベートでジャッジが使うフレーズ例
  2. ディベーターに納得されるRFDの話し方

私も初めてジャッジをした時、コールのフレーズがわからなくて必死に調べました..

ディベートでのジャッジのフレーズ例

英語ディベートでジャッジがする仕事は、主にこの3つです。

ディベートでのジャッジの仕事
  1. 試合を進行する
  2. 勝敗を決め、RFD(勝敗の理由)を話す
  3. ディベーターへのフィードバックを話す

ジャッジの1つ目の仕事が試合の進行です。この記事では、進行の時にすぐに使えるフレーズをご紹介します。

なお、この記事で想定しているのは即興型英語ディベートのジャッジです。
スタイルはNA・BP・Asianのすべてで使えるものをご用意しています。

ラウンド開始時のフレーズ例

最初にアナウンスすることは、論題の発表と、プレパ時間の開始・終了です。英語で話すと、こんな感じになります。

The motion for this round is “THW ban tabaco.”
(このラウンドの論題は”政府はタバコを禁止するべきだ”です。)

Preparation time is 20 minutes. Ready, start!
(プレパ時間は20分です。よーい、始め。)

〜プレパ時間〜

Preparation time has expired.
(プレパ時間終了です。)

出てきた表現

  • “expire”は「(期限・時間が)切れる、終了する」という動詞です。

スピーカーをコールする時のフレーズ例

プレパ時間が終わると、スピーカーを1人ずつコールしていきます。このときはポジション名スピーチ時間を明示するといいと思います。

例えば、こんな感じです。

I’d like to call upon ○○.
(〇〇をお呼びします。)

Please deliver your speech within ○ minutes.
(〇分以内でスピーチを行ってください。)

Hear, hear!
(それではどうぞ。)

〜スピーチ〜

Thank you for your speech.
(ありがとうございました。)

Next, I’d like to call upon ○○. ~
(続いてお呼びするのは〇〇です。)

〇〇にはポジション名、〇にはスピーチ時間が入ります。もう1パターン、類似の表現をご紹介します。

Let me call on ○○.
(〇〇をお呼びします。)

Please make your speech within ○ minutes.
(〇分以内でスピーチを行ってください。)

Hear, hear!

〜スピーチ〜

Thank you for your remark.
(ありがとうございました。)

Next, Let me call on ○○. ~

出てきた表現

  • “call upon (on)〜”で「〜をお呼びする、依頼する」という意味になります。
  • “deliver (make) a speech”で「スピーチする」と表現することができます。
  • “remark”は名詞として「演説、意見」などを意味します。
  • “hear, hear”は「この人の発言を聞きましょう」と注目を集める時に使うフレーズです。ディベートではよく聞きます。

ラウンド終了時のフレーズ例

全員がスピーチを終えたときの言葉です。勝敗を決めるためにジャッジは席を離れるので、その前に使いましょう。

The debate is over.
(ディベートは終了しました。)

Now we have a discussion to decide the winner.
(勝者を決めるため、話し合いをしてきます。)

I hope you enjoy the conversation for a while.
(しばしご歓談ください。)

こんな感じです。もう1パターンご紹介します。

The debate has finished.
(ディベートは終了しました。)

I need some time to think about the winner and RFD.
(勝者とRFD決めるため、少し時間がかかります。)

Please wait a moment now.
(少々、お待ちください。)

出てきた表現

  • “is over”で「終了する」という意味になります。
  • “a while”, ”a moment”で「少しの間」という意味です。

以上がディベートでのジャッジのフレーズ例です。使いやすいものを組み合わせて使ってみてください。

ディベートのジャッジのRFDの話し方

ディベートのジャッジのRFDの話し方

RFD(勝敗の理由)を話すことも、ジャッジの大きな仕事です。後半では、ディベーターに納得されやすいRFDの話し方について解説します。

具体的には、以下の2点に気をつけると良いと思います。

  1. 負けたチームの話を軸に説明する
  2. その評価軸でみた理由を説明する

①負けたチームの話を軸に説明

ディベートのRFDでは、負けたチームに納得してもらうことを第一に考えるとOKです。なぜなら、勝ったチームが「その判定に納得できない」と思うことは、そんなにないからです。

負けたチームを軸に話すというのは、具体的にはこんな感じです。

  • 負けたチームのサインポストに沿って説明をする
  • 負けたチームのアーギュメントに最初に触れ、そこに勝ったチームがどう入ってきたかを説明する。

例えば、”THW ban tabaco.(政府はタバコを禁止にするべきだ。)”の論題で、否定側が負けた場合のRFDはこんな感じです。

□ 肯定側のサインポスト
① タバコは健康に悪い
② 非喫煙者の健康にも害を与える

□ 否定側のサインポスト
① タバコを吸う自由は大事
② 禁止するとブラックマーケットが発生する

■ RFDの例
「このラウンドで主な論点になったのは、①個人の自由か健康か?②ブラックマーケットの問題はどうなるか?の2つでした。
(※負けた側のサインポストに沿う。)

1つ目の論点について、否定側がしていた話は、〜〜でした。ここについて、肯定側は〜〜という話をしていました。

2つ目の論点について、否定側がしていた話は、〜〜でした。ここについて、肯定側は〜〜という話をしていました。」

(※負けた側の話に最初に触れる。)

負けたチームのサインポストに沿うこと・最初に触れることを意識すると、納得してもらいやすくなります。なぜなら、負けたチームの話をRFDに漏れなく取り込むことができるからです。

また、自然と負けたチームについての説明時間の方が長くなります。それにより、「しっかり聞いてくれたんだ」と感じてもらえます。

②その評価軸でみた理由を説明

ディベートで勝敗を決めるには、いろいろな評価軸があります。

■ 評価軸の例
┗ メカニズムの完成度
┗ メリット(デメリット)の大きさ
┗ 論題との関連度
┗ 反論の量

そして、ラウンドによって勝敗を決める評価軸も変わってきます。
ここで重要なのは、その評価軸を使った理由を話すことです。なぜなら、より公平にジャッジしてくれたことが伝わるからです。

ディベートでは「ある軸では一方が勝っているけれど、別の軸ではもう一方が勝っている」ということはよくあります。勝敗を決めた軸を、ジャッジが勝手に選んだのではなく、きちんと理由があることを説明すると納得してもらえます。

例えば、こんな感じです。

「今回、それぞれが説明してくれていた事象は同じくらい起こりそうだったから、メリット(デメリット)を受ける人の数で比較しました。」

なぜその軸で比べたのか?を説明しましょう。

まとめ

今回の記事では、ジャッジが使えるコール例と、納得されやすいRFDの話し方をご紹介しました。

ジャッジをするとき、最初は誰でも不安なので、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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ラウンド終了後にディベーターにフィードバックをすることもジャッジの仕事です。良いフィードバックをするためのコツをご紹介しています。